7.
Standard de Liège - Racing Charleroi
Date : September 17, 1999
Type : ベルギー1部リーグ
Result : 1-3
Stadium : Stade Dufrasne - Sclessin in
Liège, Belgique
ベルギー東部の都市、リエージュを本拠地とする、過去に何度も優勝経験のある歴史のある古いチームであるが、近年はこれといった結果を残していないらしい。ベルギー代表のMpenza兄弟(共にFW、共に代表)が所属し、2トップを組んでいる。
ブラジル人のSouzaという選手は目立っていたが、特に有名な選手はいないようだ。ベルギー1部リーグの中堅チームの1つのようで、近年1部に上がって来たばかりのチームである。
いきなり開始早々、StandardのDFが自陣のゴール前でCharleroiのFWにパスをしてしまい、GKとの1対1を簡単に決められて先制。どうやら試合前からStandardの不甲斐なさに不満のサポーターが、強烈なブーイングを地元チームに浴びせる。その後すぐに2点目を決められて、あっという間に2−0。Standardも必至にプレーするが、連係がいまいちで、相手にパスしてしまうことが多く、そこでまたサポーターからのブーイングを受けていた。なんとか前半に相手ゴール前で細かくつないで先制。2点先制された後はStandardペースになるが、なかなか点を取れず、盛り返すかに見えるがそのまま前半終了。
後半もStandardペースで進むが、3点目をCharleroiに取られて万事休すという感じになってしまった。そのまま試合終了。ヨーロッパでのサッカー観戦7戦目にして、初めてホームチームが負けた試合であった。
この試合、審判が試合をコントロールしきれていなかった。危険なタックルが頻繁に見られ、ちょっと厳しい審判であればレッド・カードを出してもおかしくないファウルがたくさんあった(何枚かイエローは出していたが、そういうタックルが出ること自体、審判が試合をコントロールしていない証拠)。それ以外にも、疑問の残る判定がたくさんあった。
サポーターもStandardの監督に不満があるようで、「監督退陣」、コールを繰り返しているようであったし、発煙筒は投げ込むは、ゴール裏のフェンスを壊そうとするは、シートを取り外して、ピッチに投げ込むはで、結構荒れたサポーターであった。Charleroiのサポーターもベルギー南部の都市シャルロワからリエージュは遠くないせいか、結構来ており、まとまったサポートが見られた。
Stade Dufrasne - Sclessin (約25,000人収容)
ベルギー・オランダの共催で行われるユーロ2000の会場に予定されているらしく、それに伴いキャパシティが30,000人に拡大されるようだが、それにしては随分狭く感じるスタジアムである。全ての席が椅子付きで屋根に覆われている。3階建てになっており、3階部分は結構な高さがある。TVスクリーンはなく、これでユーロ2000の本戦(予選ラウンド)が行われていいのかな、って感じの古いスタジアムであった。ピッチ状態もいまいち良くない感じだった。警備も甘すぎで、これなら何でも持って入場できそう。実際、発煙筒が何度も投げ込まれていたが。オフィシャル・グッズ・ショップもあるにはあったが、品揃えがいまいちであった。Standardの成績がいまいちなせいか、スタジアムには5割くらい(約12,000人)の埋まりようであった。
公共交通機関によるアクセスはブリュッセルから車で行ったので今回は省略。スタジアムは工場などが建ち並ぶリエージュの中心からは離れた地域にあり、周辺にはバーもあって、出店も幾つか出ていて、ホットドッグやハンバーガーなどが購入できる。
スタジアム周辺に何ヶ所かある当日券販売所で購入。席種によって購入する窓口が分かれている。この日は、M1(600BEF=約1,800円)という2階席のホーム側ゴールよりのメイン・スタンドの席で、2階席の前から4列でピッチが近く感じて、試合自体もすごく見やすかった。ちょうど、ゴール・ラインの延長線より1mくらいセンター・サークル寄りで、ほとんどゴールの延長線沿いで見ている感じで、目の前のCKや得点シーン自体はすごく見やすかった。ベルギー国内のスタジアムは、1階席より2階席のほうが値段が多少高い場合があるようだが、実際、メインスタンドの2階席の前のほうだと、試合がすごく見やすい。
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